亀（私が飼っているのはクサガメという種）を飼育していると、腕や身体で水槽を叩いたり引っかいたり落ち着きなく動き回ったりすることがあります。

亀が大きくなってくると隣の部屋いてもわかるほど大きな音がします。

ふたをするのを忘れていたときはなんと逃げ出してしまうこともありました。

亀は乾燥しすぎると衰弱し、最悪の場合死亡してしまうので室内であっても脱走は一大事です。

餌をあげたり水を変えたりして落ち着くこともあれば、そのまま暴れ続けることもあり、原因がよく分かりませんでした。

友人の話ではミシシッピアカミミガメなども同じように暴れることがあるそう。

亀は犬や猫と違い感情表現が乏しく体の調子が分かりにくい生き物ですから気になるところです。

餌をねだっている

まず最も単純な意味は餌をねだること。

亀は人間が来ると餌をもらえると学習します。

人が近づいたとき激しく暴れるのは単に餌をねだっていると考えられます。

私は玄関で飼育しているので、亀が起きていて通りがかった人に気付くと暴れることが多いです。

逃げ出したい場合

2つめは本当に逃げ出したい場合。

つまり現在の飼育環境が亀にとってストレスになっている場合です。

具体的には水が汚れている、寒すぎる、暑すぎる、狭すぎるなどが考えられます。

亀は変温動物ですので人間や犬と違い体温調整ができません。

適温は25度前後です。

夏に暴れることが多いのは暑い水槽から逃げようとしているということです。

冬は寒すぎると冬眠に入ってそのまま死亡してしまうこともあるので注意が必要です。

また水槽の大きさは亀の甲長の3?4倍は必要です。

2匹以上を同じ水槽で飼うのは繁殖目的でないなら止めた方が良いそうです。

水族館などではたまに見られる光景ですが、噛みつき合ったりしてけがをしてしまうことがあります。

亀を飼っている人なら分かる通り、金魚などと比べても水槽が汚れる頻度はかなり高いので面倒くさがらず水を変えてあげる必要があります。

発情期

3つ目は発情期である場合。

亀の発情期は6月ごろ。

確かにこの時期は激しく暴れることが多くなります。

我が家の亀は雄1匹で飼育しているので、毎年いるはずもない相手を求めて暴れているのですね。

可哀想に…。

ちなみに雌も同じく暴れるようで、こちらは相手がいなくても無精卵を産卵するようです。

亀の飼育は意外と大変。

水槽を亀に適した環境に保ってあげなければなりません。

ヒーターなど温度調整できる機械を買うのが一番良いですが、まずは水温、気温を計って夏はなるべく涼しいところに、冬は暖かいところに水槽を置くようにします。

我が家の亀はもう15才くらいでしょうか。

毎日見ていると気付かないものですが、いつの間にか水槽が窮屈になっていました。

ペットショップでもう一回り大きい水槽を買って移し替えてあげると、なんだか今までよりリラックスしてくれているように見えました。

餌をねだるときや繁殖期に暴れている場合は気にしないでも良いみたいです。

これからは亀の様子をより注意深く観察して飼育していきたいと思います。

参考動画：72 暴れてるとこ見せましょ!? 【カメちゃんの癒し日記】

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