クサガメが独特の臭いを放つ意味は?
わたしはクサガメという亀を飼い始めて10年ほど経ちますが、初期の頃に疑問に思うことがありました。
それは独特の臭いを放つという点です。
普段はそんなことないのですが、亀を持ち上げたり、水槽を洗おうとした時に、変な臭いを放たれることがありました。
確かに亀を飼育していると水槽がくさくなるとはよく聞いていましたが、別に水槽はくさくなっておらず、亀が常にくさいというわけでもなく、明らかに一時的なくさみでした。
どこか一部分だけがくさいのかと疑っていましたが、そういうわけでもなく、一瞬だけ全体的に変な臭いを発し、しばらくするとその臭みは消える。
そういった謎の現象が数ヶ月続いていました。
小学生だったわたしはパソコンに触れる機会も少なく、調べることもせず謎のままにしていました。
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クサガメが独特の臭いを放つ意味
インターネットで調べた結果、それはどうやら亀が威嚇するために臭腺から放つ分泌液だったようです。
例えば天敵であるヘビ、大型の鳥、猫に襲われたり食べられそうになったりした時にそれらの動物を撤退させるためにこの臭いを放ちます。
おそらく、わたしにこの臭いを放ったのは、自分よりはるかに大きい人間を敵だと見なし、襲われると判断したためでしょう。
それに飼育してまもなかったからというのも関係していると思います。
現在はわたしにこの独特の臭いを発することは全くありません。
それは現在の環境下に慣れたため、敵か味方かの判断がついたということだと思います。
また、わたしの家にお客さんが来た時、そのお客さんが亀を触ろうとして臭いを放つということがたまにあります。
こういう面を見ると、敵と見なすか味方と見なすかの判断力に鋭く、警戒心が強いということもわかります。
名前の由来ですが、わたしは水草が生えてるところに生息するから「クサガメ」という名前がつけられたと勝手に思っていたのですが、実はこのクサガメのクサとは臭いがクサいというところからきているそうです。
臭いという意味合いで名前に「クサ」が入ってるのはすこしかわいそうな気もしますが、生態の特徴をしっかりと捉えた名前だと思います。
動物は多くの場合嗅覚が鋭いので、身を守るための良い武器だと思います。
ちなみにクサガメの放つ臭いは度合いがあり、本当に危機を感じた場合はかなり強烈な臭いを放つそうです。
クサガメが独特の臭いを放つときはどう対応すべき?
結論、クサガメが放つ臭いは危機感や警戒心からくるものなので、安心感を与えれば臭いを放つことはないということです。
なので亀に安心感を植え付けなければならないということです。
しかし、この安心感を植え付けるのは飼い始めてすぐには難しいことだと思います。
なので、慣れが必要です。
水槽を洗う時は亀をそっと優しく他の場所へ移してあげたり、日光浴をさせたり歩かせたり、これらのことを定期的にやっていれば亀も満足してその習慣になれ、いつの間にか安心感も植え付けられます。
最初のうちは突然環境が変わるため警戒心があるのも仕方ないことです。
もし臭いを放たれたなら、蛇口の水を流しながら亀のお腹を優しくスポンジもしくは素手でなでてあげましょう。これをやると亀は喜びます。
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