リスがケージ内を行ったり来たり繰り返す意味は?
現在飼育しているシマリスについてです。
横幅40p、奥行き40p、高さ60p程の広々した、高さのあるケージで飼育をしています。
最近になって、階段状に設置している木の台を左右上下に、いつも同じ速さ、順序で行ったり来たりするようになりました。
観察していると、そわそわしているようにも見える動き方で、餌が欲しいとか、外に出て遊びたいとか訴えているのかと思っていました。
そういう時は、時間があればケージから出して散歩をさせましたが、戻すとまた同じことの繰り返しです。
インターネットで調べると、同じような行動をとるペットのシマリスが多いことが分かりました。
少々異常性を感じたのと、行動の本当の意味が知りたかったので、先日ペットショップに行った際に、担当の方に聞いてみました。
参考動画:【シマリス】腕の上を行ったり来たり
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リスがケージ内を行ったり来たり繰り返す意味
ペットショップの契約時に担当して頂いた方に話を伺ったところ、それは常同行動というものだそうです。
野生動物が行動を制限されたときに起きてしまうことがあるもので、退屈な証拠なのだとか。
例えば、動物園の檻の中にいるトラが左右にウロウロしているのと同じだということでした。
言われてみれば、確かにそういった行動をとっている動物園動物を見たことがあります。
市販されているケージではかなり大きいものを使っているのですが、いつも同じ位置に同じものがあることも原因の一つになりうるということでした。
そこで木の台の配置を定期的に変えることを提案してもらいました。
他にできることは、餌を探して食べるようにさせることです。
自然界では食べ物を探すことに大半の時間を費やしているものです。
それがペットだと、いつも決まった時間に決まった分量与えられて、いとも簡単にありつけてしまう。
そこが問題だと。
こちらもアドバイスとして、具体的な策を教えてもらいました。
大きめの器やトレーを用意して、その中に食べられないものを敷き詰めます。(紙を割いたものやハムスター用の木製チップ等)
その中におやつや餌を一粒ずつ埋めておくというものです。
こうすると、匂いを頼りに掘りながら食べ物を獲得することができます。
この他にもやり方は無限大で、想像力を働かせながら、いかにバリエーション豊かな行動を引き出してあげられるかが、シマリスを飼育する上では必要なことだということでした。
リスがケージ内を行ったり来たり繰り返すときはどう対応すべき?
帰宅後に早速木の台の配置を変えました。
普段行ったり来たりしている高さや位置関係ではなくなったためか、その日は見ている間に常同行動をすることはありませんでした。
簡単に効果があったので、今後も配置替えは続けていくつもりです。
餌を探させる工夫に関しても、100円ショップで買ってきたプラスチック製のケースで言われたようにやってみましたが、こちらも大成功でした。
今までであれば餌皿からほとんど全てを頬袋に詰め、ハウスに溜め込んで終了という流れでした。
それが、今回の方法を導入したことで、餌を集めるまでの時間がかなり長くなり、退屈な時間を短縮できたように感じます。
現在はアドバイスして頂いたことを実践しているのみですが、今後は自分で考え、新しい仕掛けにも挑戦していきたいです。
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