シャコがパンチをして貝殻を叩き割る意味は?
寿司のネタとして人気のシャコですが、ペットとして飼うのは珍しいかと思います。
わたしは小学生の時に海に行った際、浅瀬でシャコを見つけて家で飼うことにしました。
生きたシャコを見たのが初めてだったのもありウキウキで家に持って帰ったのですが、シャコは食事の時以外は基本的に砂場に潜っているので、あまり観察することはできませんでした。
しかし、一度だけびっくりするような行動を目撃しました。
シャチが鎌のような手でパンチをして貝殻を叩き割るのです。
パンチをした時点で十分驚いたのですが、その上貝殻が割れるような威力だったので、もう言葉が出ませんでした。
気になってインターネットで調べたら驚くべき事実を知ることができました。
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シャコがパンチをして貝殻を叩き割る意味
シャコは凶暴な性格であり、敵に襲われそうになった時や獲物を捕らえる時に例の強烈なパンチを繰り出します。
獲物とは主にヤドカリやアサリなど体の硬い生き物です。
硬い殻をパンチで叩き割ってから、柔らかい身を食べます。
シャコのパンチの速さは時速80qにまでおよび、地球上のあらゆる生物の中で最高の速度だと言われています。
あまりに速すぎてキャビテーションが起こるそうです。
つまり、海中にもかかわらず一瞬水が沸騰します。
通常の映像では目で追っつけることはできず、スーパースローカメラでようやく捉えることができるそうです。
このシャコパンチは貝殻を叩き割るのは朝飯前ですが、他にも、水槽のガラスが割れた、漁師が掴もうとして爪が割れた、パンチの衝撃で魚が失神したなど数々の武勇伝があります。
モンハナシャコのような大型のシャコであれば、パンチ力は銃弾に匹敵すると言われています。
人間であっても当たりどころによれば重傷を負う可能性があるので、うかつに触るのは非常に危険です。
また、シャコが人間サイズだとすると、そのパンチ力は720tだと言われています。
ビルの屋上から10tトラックを落とした時と同じくらいの衝撃だそうです。
飼育していた当時はシャコに関してほとんど無知だったので、今考えるとゾっとします。
シャコがあまりペットとして飼われない理由は、食材として食べるのが一般的だからという理由だけでなく、シャコパンチが恐れられているからというのもひょっとするとあるかもしれません。
シャコがパンチするときはどう対応すべき?
獲物を捕らえる時はともかく、シャコは身の危険を感じたり、気分を損ねた時にパンチを繰り出すので、シャコ自身が満足するような環境を作ってあげれば良いかと思います。
水槽を割ってしまえば部屋上が大変なことになるので、それだけはなんとか避けたいです。
水槽内が寂しいとシャコもストレスを感じ、イライラすると思います。
なので、水槽の中をなるべく海中に似せてセッティングするべきです。
砂を多めに敷き、水を多めに入れ、海藻や貝殻などを入れるとそれっぽくなるかと思います。
また一匹だけだと、シャコ自身の遊び相手がおらず寂しいはずなので、できれば数匹飼うことが望ましいでしょう。
また餌を与える時は、パンチで手を負傷しないように、慎重に与えましょう。
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