私は昔からハムスターが好きで現在も２２匹のハムスターがいます。

その中に、餌を口で投げてはくわえ、投げてはくわえという行為をする子がいます。

よく観察してみると、いつも投げているのは硬めの餌が多いみたいでした。

長年ハムスターを飼っていますが、そのような行動をするのは初めてだった気がします。

硬くて食べられないのかな、この餌は嫌いなのかなと思いました。

なのでいつも投げるなと思った餌はあまり入れないようにして、他の餌を多く与えてみることにしたのですが、それでも投げる行為をやめる気配がありませんでした。

柔らかい餌だけでは噛む力が弱くなってしまうかなと思い、仕方なく餌はあまり変えずにそのままあげていました。

参考動画：ハムスターこゆき 餌投げ

餌投げ行為をしていた子はメスだったのですが、その後そのメスが赤ちゃんを産みました。

順調に育って、その子たちも親ハムと同じように自分で餌を食べるようになって数週間後、その子供たちの中にも餌を投げる子が出てきたんです。

また硬めの餌を投げているようでした。

ゲージの壁にぶつける音がする時もありました。

さすがに原因が気になってインターネットで調べることにしました。

すると餌が嫌いなわけでも硬くて食べられないわけでもないということが分かりました。

なんと餌を投げて遊んでいたんです。

まさか遊んでいるなんて予想もしていなかったので、さすがに笑ってしまいました。

嫌いなら捨てちゃうよとか言って怒って取り上げた時もあったので少し罪悪感を感じました。

我が家で産まれたハムスターは結構この遊び方をする子が多いです。

今まで何回もハムスターを飼っていたのに見るのは初めてでした。

我が家は１番最初の子たちが、オスがジャンガリアンでメスがブルーサファイアなのですが、どうやらこの餌投げ遊びはロボロフスキーのハムスターに多く見られる行為のようです。

ただ一概に遊んでいると言えるわけではないみたいで、やはり餌を選んでいるのでは、という声もありました。

それから観察していたら、どの子も遊んだあとお家に持っていきちゃんと食べていることが分かりました。

硬い餌を投げるのは、ただ単に投げやすいからなのでしょうか。

調べるまではどうして投げるんだろ、投げるならあげないぞと思っていましたが、意味が分かるととても可愛らしく感じました。

今ではこの餌投げがすごく微笑ましいです。

見つけたときはクスッと笑ってしまいます。正直本当に遊んでいるのか、何か不満があるのかの区別はつきませんが、これからも餌はいつも通りのものをあげていこうと思います。

ハムスターは犬や猫と違い感情が分かりにくいので、こういうちょっとした仕草の意味を理解してあげることで、その子の性格とかが分かってくるのかなと思いました。

またハムスターはストレスに弱い生き物なので、なるべく細かい仕草にも気づいてあげられるようにしていきたいです。

ハムスターも何匹も飼っていると、１匹１匹の性格の違いがちゃんと分かりますし、それぞれ善し悪しがあり可愛いです。

ただ餌はどのハムスターもやはりひまわりの種が大好きのようでした。

これからもこういった仕草をなるべく理解してあげながら、お世話していこうと思います。

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