初めてモルモットを飼ったとき、ビンを捨てる際に大きな音が鳴った時に「グルルル」と喉を鳴らすような鳴き声とともに巣穴にピューっとすごい勢いで隠れました。

今までに聞いたことのない鳴き声だったので、その時は「怖いのか、警戒しているのかな」と思ったのですが、膝にのせて撫でているときにも似たような「グルルル」「フルルル」という鳴き声を出していました。

なので「警戒されてるのかな？」と思いモルモットを見たら、嫌がるようなそぶりはしておらず、しかし鳴き声はずっとやまなかったので、困惑しました。

不思議に思い、モルモットが「フルルル」「グルルル」と鳴くのにはどんな意味があるのか調べてみました。

参考動画：モルモット　お返事モル【嬉しいグルルル】

モルモットの鳴き声を判別して気持ちを汲み取るのは難しい、とされているのですが、どうやらモルモットには私たちからすると同じ鳴き声に聞こえていてもそれぞれいろいろな意味があるようです。

喉を鳴らすような「グルルル」「フルルル」といった鳴き声は、３つの意味に分かれます。

まず、基本的には低い声で唸るような声は良くない気持ちの表れです。

不愉快、不機嫌、警戒しているような気持ちで、掃除機などの大きな音やビンなどの高い音などに反応します。

また、モルモットはおしりを触られるのを嫌がるので、無理やりつかまれたり、おしりを撫でられたりするとこのような鳴き声をだします。

次に、抱っこされて撫でられているときなどに唸るような鳴き声を出したときは、気持ちいい、嬉しい、リラックスしているという気持ちです。

えさを与えて食べているときに体をやさしくなでたり、膝にのせてブラッシングしてあげたりしているときによくこの鳴き声を出します。

警戒しているときとの鳴き声の違いはほぼなく、見分け方のポイントは逃げ出したり隠れようとしていたり、目を大きく見開いてその場でフリーズしているような行動をしているなら警戒や不快という気持ち。

逆に手をぺろぺろなめたり、膝の上で伏せているようならリラックスしている状態なので、鳴き声を出しているときの行動で見極めるとわかりやすいかと思います。

最後に、異性のモルモットが近くにいるときなどは求愛の鳴き声でもあります。

私の家ではメス１匹オス２匹を飼っていましたが、部屋に出したときなどにメスのケージの周りを走り回りながら喉を鳴らすような声を出したり、メスを追いかけまわしながらこの鳴き声を出していました。

もし静かな状態の部屋でケージの中で一人でこのような鳴き声を出していて、近くに異性のモルモットがいる場合は求愛の鳴き声であることが多いです。

この鳴き声が聞こえたら、まずはモルモットの行動や状態をよく観察するようにしています。

先ほども書きましたが、モルモットの鳴き声には様々な意味がある上に鳴き声だけではわかりづらいものが多いので、鳴き声と行動をセットにしておくと判別しやすいと思っています。

警戒しているようでしたらその原因を探して怖くないように改善するようにしています。

撫でているときには足をのばしていたりあくびをしたり毛づくろいを始めたりするとリラックスしているな、とうれしく思いながら撫でていることが多いです。

モルモットは鳴き声が判別しづらい動物であるからこそ、しっかりと様子を気にすることや相手の気持ちをよく考えることができたので、これからも様々な鳴き声と行動をよく観察して、仲良く暮らしていけたらなと思っています。

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モルモットを飼い始めてから日が経つにつれ少しずつ慣れてきたのか、ケージの中に落ち着く場所を見つけて、じっと座り込むようになりました。 その時によく、何もない空中をぼーっと見つめているのです。 目は開いているのに意識が飛んでしまっているようで、不思議に思っていました。