カエルが軽くのどを鳴らす意味は?
わたしは今までにアマガエルやトノサマガエルなど、さまざまな種類のカエルを飼っていました。
どのカエルにも鳴く習性があります。
ほっぺたを膨らまして本格的に鳴いているのは見たことがありませんが、軽くのどを鳴らす場面はしばしば見かけました。
オスのカエルはメスを惹きつけるための求愛音を発することは以前から知っていたのですが、どうもそんな風には見受けられませんでした。
求愛というよりも威嚇しているように見えました。
特に餌を与える時にのどを鳴らしていたので、餌を独り占めしようとして威嚇していたのだと思っていました。
そこでカエルの鳴き声の理由を探るため、インターネットや図鑑などで調べた結果、さまざまな事実が判明しました。
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カエルが軽くのどを鳴らす意味
カエルの鳴き声の種類は主に、求愛音、なわばり音、警戒音、解除音、危険音、広告音、雨鳴きがあります。
オスのみが鳴き、基本的にメスが鳴くことはありません。
求愛
求愛音は先述にも記したように、オスがメスを惹きつけるための鳴き声です。
繁殖を促す際にこの鳴き声を発します。広告音も繁殖に関連した鳴き声であり、メスを惹きつけるためと、そのメスの側に近づいてくるオスを追い払うための鳴き声です。
危険
危険音はサギやヘビのような天敵に捕まった時の鳴き声です。
大切に飼育している限り、危険音を発することはありませんが、強く握ったりするとこの鳴き声を発するので注意してください。
警戒
警戒音は敵が近づいてきた時に発する鳴き声です。
人間が近づいてきてもこの鳴き声を発することがあるので、水換えをする時などに警戒音を出されるかもしれません。
雨鳴き
雨鳴きは低気圧が近づいたり、雨が降っている時に発する鳴き声です。
雨鳴きは特にアマガエルが有名です。
解除
最後におもしろいのは解除音です。
これは他のオスにメスと間違えられ抱きつかれた時に、「俺は男だぞ」とハグを解除させるための鳴き声です。
カエル同士でも見た目だけではオスとメスの区別がつかないのでしょう。
どの鳴き声なのかを声だけで判断するのは非常に難しいと思います。
しかし、その時のシュチェーションで大体分かるかと思います。
簡単にまとめると繁殖期には求愛音・広告音、餌の取り合いの際はなわばり音、ピンチの時は警戒音・危険音、雨の日には雨鳴き、メスに間違えられてハグされたら解除音を発します。
カエルが軽くのどを鳴らすときはどう対応すべき?
カエルが夜中に鳴いて、鳴き声が気になって眠れないことがしばしばありました。
繁殖を促すための鳴き声は仕方ないとしても、なわばり音のような威嚇的な鳴き声はなるべく控えてほしいものです。
また、これらの鳴き声を発している時は小競り合いや喧嘩をしている時なので、カエルたちのためにも止めさせたいです。
カエルが怪我を負うとかわいそうだし、治療するのは大変難しいので、最初から喧嘩が起こらないような環境をつくるべきだと思います。
小さいカエルは大きいカエルにどうしても力負けしてしまいます。
最悪の場合は共食いという事態が起こります。
なので、体格差の大きいカエルは別々の水槽に居ることが望ましいです。
しかし、親子ガエルの場合は親ガエルが子ガエルを育てなければならないので、水槽を共有させてあげましょう。
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