犬が寄りかかって体重を預けてくるのには深いわけがあった?

犬が寄りかかって体重を預けてくるのには深いわけがあった?

犬が寄りかかって体重を預けてくるのには深いわけがあった?

我が家の犬は、無闇やたらに吠えたりせず、他人他犬とも穏やかに接する、穏やかな中型犬でした。

 

しかしながら、その犬も若い頃は元気があり余り、散歩中にテンションが上がって駆け出そうとし飼い主が引きずられそうになったり、悪いことをして叱ると反抗して歯をむき出してみたりと、初めて犬を飼う我々一家それはそれで四苦八苦。

 

 

そんな日々も今では楽しい思い出ですが、一家一同と犬が尊重し信頼しあえる関係になるにはある程度時間がかかったものです。

 

 

そんな犬と私達家族がそれなりに年を重ねて、お互いの日常のペースが掴めてきたくらいの話です。

 

大抵母と行く朝夕の散歩中、犬は父や私、妹のような背格好の人を見つけるとしきりに振り返って見つめる癖がありました。

 

 

もちろん、本人たちは平日は大抵会社や学校にいるのでその場にいるはずがなく別人なののですが、たまーに本当に学校帰りの私を見つけて母を引っ張ってこちらに走ってくることがあるのです。

 

 

うわ飛びつかれるか!、と思いきや、犬は一回素通りして(何故?)足元にくっつき、寄りかかるように体重を預けて来るのです。

 

目線も合わせず、遠方を眺めたまま、脚に寄りかかってくる。

 

 

くっついてくる以上嫌われているわけでは無さそうだけれど、何故こっちも向かずにもたれてくるんだ?

 

一緒に生活している中で大体犬のきもちが読み取れるようになってきたにもかかわらず、この動作の意図は長いこと謎でした。うーん。

 

 

そこで、今回は、犬が親しい人間に寄りかかってくる時のきもちを読み解いてみようと思います。

 

 

参考動:何回離れても足元にくっついてお座りしてくる柴犬

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犬が寄りかかってくる理由は安心と信頼の証?

一般的に、犬が飼い主にもたれかかるのは、飼い主に甘えているもしくは近くにいて安心している時の仕草です。

 

 

散歩中は自分のテリトリー(自宅)を離れている時間です。

 

犬は、慣れ親しんだいつもの散歩道も、本当に自分が安心できる場所とは明確に区別しているのかもしれません。

 

 

自宅の外で、家族の一員に出会ったら少し安心するのでしょうか。

 

お家ではクールな態度な犬も、お外ではそっと家族に寄り添います。

 

 

また、犬があえて目線を合わせないのも、相手を信頼している証です。

 

犬が目線をそらすのは、『相手に敵意はありませんよ』『戦う意志はありませんよ』という意味で、犬がきちんと飼い主を自分のボスだと認識していると目線をそらす仕草をする事があるようです。

 

 

つまり、散歩中に脚にもたれかかりそっぽを向く動作は、お外で見知った人に会えた喜びとか安心から来ているのかもしれませんね。

 

『背中(脇腹?)は預けたぜ!』という意味もあるかも?

 

 

一方で、犬が飼い主にもたれかかる時と場合によっては別の意味がある可能性があり、少し注意が必要です。

 

例えば、外で雷が鳴っていたり、大きな工事音がする時などでは、犬は恐怖心から飼い主にすり寄っている可能性があります。

 

こういう場合はなであげるなどして落ち着くようにしてあげましょう。

 

 

また、飼い主にもたれかかる仕草は、飼い主に何かを要求している場合もあります。

 

それは、抱っこだったり、遊びだったりしますが、可愛がってその要望に答え続けると次第に犬はクセになり所構わず何かを要求するようになることもあります。

 

 

行き過ぎたアプローチは、犬が『この人(人間)より自分のほうが優位だ』と勘違いしている時にも起こります。

 

こういう時は、犬の要求に応じず、静かにその場を離れるようにして待たせることも大切です。

犬に信頼されるには?

犬が飼い主に寄ってくるのは、その裏に飼い主への愛情を抱いている場合がほとんどです。

 

そんな仕草の意味を知ると、より愛犬が愛おしくなること間違いありません。

 

私に黙って寄りかかってきたあの子も信頼してくれていたんだと思うと、よりかけがえのない思いがします。

 

 

その子は先日寿命で亡くなってしまいましたけれど、生前散々可愛がり撫で尽くしたというのに、あの仕草の意味を知った今になってまた抱きしめて毛を撫でてあげたい思いがムクムクと湧き上がってきました。

 

 

犬は人間のような言葉は話せませんけれど、仕草や態度を以って、人間よりも真っ直ぐとこちらに信頼を預けてくれる存在かもしれません。

 

その信頼を裏切らずに謳歌させてあげること、しつけはしっかりしつつも理不尽な思いをさせないこと、そして何より思いっきり可愛がってあげることが、きっと私達にできる愛犬への贈り物の一つでしょう。

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