うちの犬は一緒に遊んでいるときに突然ふと目をそらすことがあります。

急に目をそらせてどこかをしばらく見つめて、しばらく私が愛犬を見つめても名前を呼んでも反応なし。

物音がするわけでもなく、だれかが来たわけでもなく、突然目をそらせます。

ついさっきまで興奮気味で遊んでいた愛犬はどこへやら。

不思議がる私を時々横目でチラ見しながらまた目をそらせます。

なんだか面白いなと思う反面、この犬が目をそらすという行動がどういう意味を表してるのか、とても興味を持ちました。

ある時は、私が帰って来た時に嬉しそうに迎えてくれますがしばらくするとまた目をそらせます。

またある時はトイレを失敗したときに無言で片付ける私のそばに来て目が合わないようにお座りをします。

とっても気になったので愛犬の目をそらすしぐさにどんな意味が隠れているのか、調べてみました。

参考動画：食べたいからあえて目を逸らすんだねぇ〜

一緒に遊んでいるときに目をそらす時、これは、興奮状態の自分を落ち着かせようとするカーミングシグナルの一種です。

自分自身のテンションを落とすためのクールダウンでもあります。

きっと、私の声のトーンや顔の表情などから私の興奮も愛犬に伝わり、【ちょっと一息入れようよ】とでも言っているのでしょう。

また、犬は人の約4〜16倍の張力があると言われており、マンション住まいの我が家ではきっと上階の音はもちろん、何戸も離れた家の物音にも敏感なのかと思います。

その音を察知してその音の方向を見つめているのかもしれません。

目をそらすという行為には、相手に敵意が無いことやストレスを感じた時、また、困っている時にも表れるそうです。

困っている時のよくあるパターンとしては、飼い主さんが愛犬にカメラを向けた時に愛犬がなかなかカメラを見てくれない時とか。

飼い主は写真が撮りたくて興奮してるし、不思議な物体がずっとこっちを見ている状態のなか、愛犬は緊張をほぐすように目をそらせて自分を落ち着かせているのでしょう。

もう一つの困っている時の例として、トイレを失敗してしまう時。

我が家の愛犬は1つのパータンが見えてます。

かまってほしい時に限ってわざとトイレを失敗します。

最近では帰りが遅くなった時に【もう！私の事を置いてこんな夜遅くまでどこで遊んでたのよ！】と言わんばかりにトイレを失敗しては、片付ける私の様子を隣で見ています。

きっと【あの…ここでオシッコしちゃったけどそんなに怒らないでね。ちょっと私にかまってほしかったの。寂しかったの。】というような表情で、私とは目を合わさずにそっと近くにきてお座りしているのです。

目をそらすという事に沢山の意味がありますが、どこか人間と似ていて共感できる部分がありますね。

このように様々な意味を持つ目をそらすという犬の行為。

カーミングシグナルの一種との事ですが、このカーミングシグナルにはカーミングシグナルで返すと効果があるそうです。

例えば、遊びをやめる時に飼い主が愛犬からわざと目をそらせる。

あえて身体の向きを少し横にずらしてみたりすることで、愛犬が飼い主のカーミングシグナルを読み取ってくれるそうです。

愛犬が目線をそらしたときは、ぜひ実践してみようと思います。

いずれの状況も、飼い主に敵対心は有りませんとアピールしてくれてます。

このカーミングシグナルはこのほかにも沢山の種類が有ります。

それらを正しく理解し、現状と当てはめてみると、愛犬との距離も信頼関係も深まりそうですね。

スポンサーリンク

関連ページ

目を細める

初めて我が犬が目を細めてきた日は、朝で仕事やら学校やら行かねばいけないので、そんなに時間がもなく「どうしたんやろな〜…」で済ましてましたが、仕事から帰ると、隅っこにゲロが乾いた残骸が。。 そして、そんな事も忘れつつ、ソファにもたれかかってテレビを見ながら家族みんなで団らんしていた時、ふとどこからともなくアンモニア的な匂いがフワッとしてきました。 「なんかクサッ??」と言いつつ辺りを見回しますが、特に変わった様子もなく。 それはなんど犬にとって「気付かれたか！？と」思いつつの目の細まりだったのです。