猫がゆっくりとまばたきするように目をつむる意味は?
我が家には二匹の和猫がいます。
一匹は自宅の側溝に、もう一匹は職場の下水管にいた子達で、いずれも母親から離れて一人で泣いていたところを保護しました。
雨の中か細い鳴き声でやっと鳴いていた一匹目の子猫は「アメ」
二匹目の下水管の中で必死に鳴いていた子は「カン」
と名付けて一生懸命育てました。
最初は無理かとも思っていた、衰弱していた一匹目の白猫のアメも思いのほか早く回復して1週間でウロウロ家中を歩き回るほどの成長ぶりを見せ、二匹目の茶虎のカンも最初は牙をむいて怒っていたのがウソのように一日でなついてくれました。
よほどお腹が減っていたんでしょうね。
成長は目まぐるしくアッと言いうまにもう4歳と3歳になってしまいました。
最近、特にアメがするんですが、じっと見ていたかと思うとスっと目をつむるんです。
眠たいのかなと思ったら、そうでもなくまたじっと見てはスっと目をつむることをよくしはじめました。
ゆっくりまばたきしてるような感じです。
こちらも真似をして同じことをするとあっちへいってしまうんです。
一回だけならまだしも、結構な頻度でやってくるんで目が痛いのかな?とも思ったりしていました。
参考動画:猫の愛情表現「ゆっくりまばたき」
スポンサーリンク
猫がゆっくりとまばたきするように目をつむる意味
気になって、色々調べてみました。
すると驚きの結果が分かったのです。
驚きというより喜びといった方がいいかもしれません。
猫がこちらを見つめて、瞳孔が開き、ひげが前のめりになっているときは敵意むき出し臨戦態勢という状態になのに対し、こちらを見つめて薄目になったり、目をそらしたりするときは飼い主を信頼しきっている証拠だということが解りました。
これがわかった瞬間、私はうっすら涙を浮かべていたことを覚えております。
アメを保護したとき、正直ダメかとおもってお湯につけてはゆっくりマッサージしたり、なかなか口にしてくれなかったミルクも脱脂綿に染み込ませたものをようやく噛んでくれるようになって、そこからニップルに変えて哺乳瓶で飲めるようになったり。
おなかの中にいっぱいいた回虫と嫌な薬を飲んで戦ったり、8か月になった時に満を持して挑んだ避妊手術を涙を滲ませながら見守ったり。
今までの色んな思い出が一気に頭の中を巡り、涙が止まらなくなりました。
そんな幾多の試練を乗り越えて、今私に目をつむってくれるのは本当にうれしい限りですし、この子を招いて本当に良かった!と思う瞬間でした。
命あるものにこれほどまで愛おしく思えるのは娘息子だけでなく、生き物全てに言えることなのだなと肌身に感じることができました。
かくいうもう一匹の「カン」も遅ればせながら「アメ」と同じように薄目になることが徐々にですがふえてきました。
この子も私を信頼してくれているのかと思うと二匹とも抱きしめてやりたくなって、いつも眠たいのに無理やりギュっとしてしまいます。
そんな時はピュー!っとどっかにいってしまいますけどね。
猫がゆっくりとまばたきするように目をつむったらどう対応すべき?
愛猫がせっかく信頼の表情をしてくれていることが解ったのですから、こちらももっと信頼関係を深めるべく、健康長寿を目指して日々お世話をするのみです。
動物は人とは違うため言葉で会話をすることができません。
だからと言ってこっちが勝手に解釈して一方的な感情で接してしまうと、これはこれで猫にとっては嫌なイメージを抱いてしまうかもしれません。
ですので、猫には自由な空間と安心安全、居心地のいい環境と健康的な食事、そして絶え間ない愛情を日々注いであげることで答えていってあげるしかないのではないかと思います。
私たちの一生を一瞬で駆け抜けていってしまう彼らの猫生を、より濃く幸せなものにしてあげれるようにこれからも肌で変化を感じとり、できる限りの会話を交わして長く生きて行ってもらえるように努力していこうとお思います。
スポンサーリンク