数か月に一度なのですが、我が家の猫（メス）が突然廊下を猛ダッシュするときがあります。

最初のときは廊下を猛ダッシュすることはよく動画で見たことがあり、これが噂の廊下猛ダッシュか…と思っていたのですが、ある時から猛ダッシュしたあと、「ぬぁ〜〜ぉん！」といつもよりワントーンぐらい低く、そして野太い鳴き声を出し始めたのです。

最初聞いた時はいつもとの声の違いに「！？！？」となりました。

怖いし、意味もわからなかったので咄嗟に猫の名前を呼び、抱きしめました。

そうすると一旦なきやむのですが、はなした瞬間またダッシュをし始め、鳴き声を発し始めます。

それが数か月単位で繰り返されます。

これが我が家の猫が突如廊下をダッシュしたあと、野太い声を発したエピソードです。

「猫ダッシュ後野太い」と調べてみると出てこなかったので、「猫ダッシュ」と「野太い声」を分けてしらべてみました。

猫がダッシュする理由

猫ダッシュについては、どうやら猫はトイレをする直前・直後に猛ダッシュをするみたいです。

これは野生時代からの名残といわれているようで、猫は用を足すときに自分のすみかを、ほかの動物に気づかれないようにするために、自分の巣から出た後、急いで遠くへ走っていくのです。

他の動物にみつかってしまうと、生命の危険に直面する恐れがあるために、そこで猫は、走り続けているかのように、トイレのために巣から出るや否や走り始めるのだそうです。

そして、用を足した後、敵に気づかれたり襲われたりする前に、ダッシュをしてその場を立ち去る習性があるみたいです。

たしかによくよく考えてみると我が家の猫も猛ダッシュする前は、トイレが置いてある部屋からダッシュがはじめっているように思えます。

猫が野太い声で鳴く理由

「野太い声」については、ダッシュがトイレと関連性があるとわかったので、野太い声についてもトイレと関連して調べてみたところ、これも野性時代の名残からだそうです。

無防備になる排泄時に「敵に狙われていないか」と、不安な気持ちから鳴く猫がいるらしく、砂で隠してみたものの少し落ち着かないため、不安そうに鳴いているのだそうです。

野太くなるのは、トイレ後は興奮状態になるからだそう。

つまり廊下をダッシュしたあと、野太い声でなくということは、トイレの直前・直後に野性本能が目覚めるからだとわかりました。

猫がダッシュ後野太い声で鳴くしぐさはどちらも野性的な本能からやっていることがわかったのでひとまず安心しましたが、裏を返せば、猫にとって我が家がまだまだ安心できる場所ではないととることができます。

しかも数か月に一度それが起こることから、猫自身のストレスのキャパがオーバーした時に、その言動が起きるのだと考えられます。

なので、私は前までその行動をしたら抱きしめるという対応をしてきましたが、そのようなその場の救急的な対応ではなく、猫が普段からストレスを感じずに、安心できる場づくりやストレス解消できるような普段からの行いを改善する必要があると気づきました。

恒常的な対策が必要不可欠です。

そうすれば、猫がより安心して過ごすことができるでしょう。

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