猫が寝ている時に胸やお腹の上に乗る意味は? どう対応すべき?
就寝時、布団に入る。
仰向けになり布団にうずくまりしばらくすると「重い」。
愛猫が胸の上にドスンと乗ってきた。
飼い主としては嬉しい限り、手を出してもふもふした毛を撫でながら幸福感に浸りながら首を上げて見てみると、目の前には顔ではなくお尻があるではないか。
そのまま数十分、重くて寝付けずひとまず起きようかと考えるもせっかく乗ってくれているのにと思うと可哀想とも思う。
そーっと寝返りを試みて体を横にしてみると、うまくバランスを取りそのままの状態をキープしているではないか。
笑ってしまった。
そのまま何とか眠りに就く。
そして朝、目覚めるとやはり「重い」。
今度は顔がこちらを向き目は開けたままだ。
顔を撫でてもう少しと目を閉じて数分後、相変わらず目を開けたまま私の顔を眺めている。
起きて欲しいの?そう思い起き上がるとトンと下に降りて側で待っている。
どうして欲しいのかな?
参考動画:猫がお腹の上で寝ているだけの動画
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猫が寝ている時に胸やお腹の上に乗る意味
猫にとって飼い主の胸やお腹は一番距離を感じる場所のようです。
目を開けると大好きな飼い主の顔がある、最適な寝床という訳です。
それは猫が飼い主の事を自分の一部、ものと思えるほど親密な仲であると認識しているからだそうです。
この飼い主なら絶対に怒らない、大丈夫 という信頼関係のもとであり飼い主としては嬉しい限りです。
猫にとって快適な温度は20度らしいので布団の中が暑く感じられる時は布団の中より上に乗る方が良いのかもしれません。
上に乗る時に飼い主に顔ではなくお尻を向けるのも信頼の証。
動物は背後から狙われて命を落とす可能性が高いため、その背後であるお尻を向けるのはこちらも絶大な信頼を寄せている証拠。
本来なら守らなければいけない背後を飼い主さんにゆだねているのです。
そして外敵から飼い主さんを守ろうという気持ちもあるそうです。
また、この飼い主よりも上の立場になりたいというボス猫のような気持ちも隠れているらしいです。
犬と同じく順位をつける習慣があるのだそうです。
甘えたい気持ちとボス猫の気持ちが混ざったような行動のようで、複雑な心境ではあります。
早朝に乗ってくるのはエサが欲しいとねだっている可能性があるとの事ですが、我が家の猫の場合エサが欲しい時はとにかく髪の毛を引っ張るのでそこには当てはまらないようです。
起きるまでずっと上から顔を見下ろして撫でるとごろごろ喉を鳴らします。
ゆっくり起き上がると一緒に動き出します。
起きるのを待っていてくれたんですね。
体調が悪い時に乗ってくる場合もあるとの事。
普段乗ってこないのにそんな行動をしたら他に気になるしぐさ、症状はないか観察してみて下さい。
猫が寝ている時に胸やお腹の上に乗ってきたらどう対応すべき?
信頼されての行動とわかり嬉しさ倍増です。
しかもせめてお尻ではなく顔をこっちに向けて欲しい!と思っていたので守ってくれていると思うと愛おしさが増します。
自分も同じくらい信頼しているんだよ、と乗ってきたら優しく話しかけながら沢山撫でてあげたいと思います。
最近は重さにも慣れ乗られたまま眠れるようになりました。
ただトイレに行きたい、ちょっと位置的に苦しいなと思う時は声をかけてそっと降ろしてあげようと思います。
降ろされる事に対して猫はそれほど嫌な感情を持たず、むしろ構ってもらえたと思うらしいので安心して降ろします。
朝も起きてくるのをじっと待っている健気さ、お休みの日などはずっとそのままでいたい気分です。
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