猫が前足で床をかく意味は? どう対応すべき?

猫が前足で床をかく意味は? どう対応すべき?

猫が前足で床をかく意味は?

うちの猫がある日突然、床をかくような仕草をし始めたのは、飼い始めて数週間もしないうちの事でした。

 

我が家の場合は、猫がいつも寝ているベッドで激しく床を掘り始めたので、粗相を始めるつもりなのではと慌てて猫トイレに連れて行ったりしていました。

 

 

いわゆる猫がトイレに入って砂をほったりかけたりするのとほぼ同じ仕草だからです。

 

粗相をされると、掃除から洗濯、臭いもなかなか取れず、それこそ癖になりやすいと聞いていたので頭を悩ませていました。

 

 

それでも、連れて行ってもしたくないと言わんばかりにすぐにトイレから出るの繰り返しが続き、何なのだろうとよく観察していると、寝る前・寝返り時・ご飯を食べ終わった後・香水や臭いのついたものをふいに嗅いだ際にも同じ事をしている事が分かりました。

 

一見トイレの時にするこの仕草。

 

実はトイレのときだけではなかったのです。

 

トイレのときだけではない猫が床を前足でかく仕草について説明したいと思います。

 

 

参考動画:ソファーを掘る猫(面白い&可愛い猫)

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猫が前足で床をかく意味

トイレのとき

まず、トイレの時にする床を前足でかく。

 

これは猫を飼ったことがある方なら誰しもが目にする行動だと思いますが、排泄する前にまず自分がしたい場所を決めてそこに穴を作る、いわゆるトイレを作ります。

 

その後排泄を終えると今度は周りの砂を、排泄物にかけて隠します。

 

 

これは猫が外敵から身を守るために、自分の強い臭いや痕跡を砂をかけることで消す意味合いがあると言われています。

 

自分の存在を誇示したり敵が少ないボス猫や、完全室内飼いで外敵の心配がない猫など、この排泄物への砂かけをしない猫もいます。

 

 

急にかけなくなった場合は、何かトイレの環境や体調に変化があった時かもしれません。

 

猫の意思表示として変わったことがないかよく観察してあげましょう。

 

寝床を作るとき

次に、寝床にする床を前足でかく。

 

これは床づくりです。

 

犬はほりほりと床づくりをすると聞いたことがありましたが、猫もします。

 

ここで寝よう!と前足でかくように整えてからコロンと転がります。

 

 

ゴミを避けたり敷物の乱れを整えたりする意味合いらしいのですが、整えたあともくしゃくしゃだったりしますが本猫はそれで満足しているようです。

 

ご飯を食べ終わったとき

そして、ご飯を食べ終わった後にする床を前足でかく。

 

これは、もういらない・後で食べるという意味があります。

 

 

実は猫も犬同様に、食べ残しを後でまた食べようと埋める癖があるのですが、猫の場合は犬と違って埋めたまま忘れてしまう事が多いそうです。

 

好きじゃないご飯に対しても匂いを嗅いだだけ、少し食べただけでこの仕草を始める場合があります。

 

 

この場合は、このご飯は嫌だ・食べたくないという意思表示となります。

猫が前足で床をかいたらどう対応すべき?

このようにこの仕草一つをとっても、ただ臭いものに蓋という意味合いだけでなく、動作は同じでも様々な意味合いがあります。

 

隠すなどの物理的な意味合いだけでなく、意思表示としての意味合いというのも深いものです。

 

その意思表示に答えるためには、猫にいつもと違う点はないかや、その仕草をした周りの様子に変わったところがないか等、よく観察することが大切です。

 

 

何かの仕草一つにも、その子なりの理由が必ずある。

 

そう考えると愛しさと、興味がわいてきます。

 

前足が器用な猫ならではの行動なので、目撃した際にはトイレだと決めつけずによく見て要望に合った行動をしてあげたいものですね。

 

 

我が家の猫はご飯に向かってもやっているので、まずは違う味にしてあげようかと思います。

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