猫が鳴くときはニャー、ミャウなど声を出すことが普通ですが、以前飼っていた三毛猫は時々、声を出すことはなくそれでいて鳴いているように口を動かすことがありました。

そんな時はすぐ近くに来て、目の前で声を出さずに口だけをパカッと開けたりするのですが、その意味がわからずにいたのです。

最初は風邪などで声が出なくなったのではと心配しましたが、その後は普通に声を出すことも多く元気もあり、不思議に感じていました。

当時は他にも数匹の猫を飼っていたのですが、他の猫は普通に声を出して鳴いていたので、ますますわからなかったのです。

この声を出さずに鳴くしぐさは一度ではなく頻繁に行われていたので、猫にとっては何か意味があることだと感じ調べてみることにしたのです。

参考動画：【鳴き声】お爺さん猫のサイレントニャー

猫が声を出さずに口だけを動かしている意味は色々なメディアで調べてにたのですが、猫専門の本やインターネットのペット関連のサイトでも説明がありました。

実は人間には聞こえていないものの、高周波で鳴いており猫にはしっかりと聞き取れる音だということがわかったのです。

うちの猫だけが変わっているのかなとも感じていたのですが、この仕草はサイレントニャーとも呼ばれており、猫にとっては珍しい行為ではないこともわかりました。

サイレントニャーは猫同士のコミュニケーションとして行われている行為のようですが、人間に行う際は、自分の仲間だと感じていること親しみを持っていると考えられているようです。

母猫に甘えていたときの子供の時の名残りとも言われており、飼い主として信頼してくれているのだ、親しみを感じてくれているのだということもわかり嬉しく感じました。

もともと外で暮らしていた猫たちも、子猫の声で居場所が発覚して外敵に襲われてしまう可能性もあったでしょうから、子猫が声を出さずに母猫を呼ぶのは外外敵から身を守るという意味でもあったのかもしれません。

我が家の猫の場合は、声を出さずに鳴く行為は行為は他の家族がいる前で行われることは少なく、そして他の猫がいる時もあまり行わず、猫と一対一でいるときに特によく見られた行為でした。

その意味をわかってあげることまではできませんでしたが、もしかしたら内緒の話や自信の秘密の話をしてくれていたのではと思うこともあります。

猫が声を出さずに鳴いていたときは心配しましたが、病気でも何でもなく猫にとっては特別珍しい行為でないことがわかりほっとしました。

そして猫が信頼してくれている、甘えてくれているのだということがわかり、それ以降は頭を撫でてあげたり、優しい声をかけてあげるようにしました。

可愛らしさもあり、思わず抱きしめたくなりますが、猫は無理に抱っこしたり、過剰に体を触られることを嫌う傾向もありますので、過剰にベタベタしないように気をつけています。

今飼っている猫たちはあまりサイレントニャーを見ることはありませんが、集中して聞けばその音が聴きとれるかもしれません。

猫が甘えて近くによってきたときはしっかりと耳を澄ませてみようと考えています。

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