どうして、猫たちは人によってきて体をスリスリこすりつけてくるのか？

理由は2つあります。

「体がかゆい」のと「お腹がすいた」からなのです。

今日はその中でも1つ目の体のかゆみについてご紹介します。

猫は体がかゆいとどうしても、人に体を擦り付けてきます。

飼い主ははじめ、猫が飼い主のことが好きだからよってくるのだと思ってしまいます。

しかし、猫が本当に好きなのは、飼い主が掻いてくれるその手なのです。

たいていの猫は外に出ることが多いので、体には、ノミだのダニだのがついています。

そして、これらの昆虫は猫の舌掃除だけではなかなか落ちないのです。

だから、そこで登場するのが飼い主の手なのですね。

まさに、かゆいところに手が届くその手を期待しているわけです。

猫たちが一番掻いてほしいのは、しっぽの付け根の背部分なんですね。

猫自身にはどうしても届かない部分がここだからです。

参考動画：すりすり甘える白猫ユキ「離れないニャ！」

短い棒切れを一つ持ちます。

それを飼いネコでも、野良猫でもいいですので、しっぽの付け根の背中にめんしているところをその帽で掻いてあげます。

ほとんどどんな猫でもその部分を掻いてあげると目をつぶって喜びます。

5割はにゃーにゃーうれしなきしだすでしょう。

3割は背中を地面にこすりつけるでしょう。

そうなったらもう、飼い主さんの勝ちです。

さらにコリコリ掻いてあげます。

ここは、猫たちの舌がどうにも届かない部分なので、その部分にノミだの、ダニだのがくっついていてかゆいので、掻いてもらってうれしいんですね。

この実験はどんな国の猫でも同じくらい喜びます。

野良猫は当然で、家での飼い猫でも試しました。

もし、この掃除をして、家で飼っている猫が喜ばれた読者の方がおられたら、その猫の掃除は十分じゃないというサインだと思ってください。

さて、短い棒やボールペンの背中をつかってのネコ掻きをもう少し実験してみましょう。

猫の喜ぶ部分は他にもたくさんあります。

まず、耳の後ろを掻きましょう。

あまり力を入ず、少しコリコリと掻いてあげるだけで喜びます。

それから、背中全般を掻いてあげましょう。

続いて、お腹。

お腹は猫はあんまり得意ではなく、猫パンチを繰り広げてくるでしょう。

首元やおでこもカリカリ優しめに掻いてあげましょう。

短い棒などがない場合は指を使って掻いてあげるのもいいでしょう。

この際、猫があまり掃除されてないと、猫パンチを繰り出してくるので、気をつけて下さい。

短い棒を使ってのネコ掻き掃除の限界が来ました。

猫も、床や飼い主の足に体を寄せ付け、擦り付けしてくることでしょう。

さて、ここまで来たら、市販の動物用のくしを使ってきれいにしてあげましょう。

お手入れは簡単です。

1日3回ぐらい全身にくしを通してあげればいいでしょう。

もちろんネコ掻きの急所しっぽ付け根上部分から、お腹、背中、手足、首筋に至るまでくしを入れてあげるといいでしょう。

猫の場合、毛が抜ける場合がありますので、くし掃除には注意が必要でしょう。

あまりくしをしすぎても、よくありませんのでほどほどに。

何日か経つと猫は見違えるようにきれいになっていくと思います。

さて、あまりにきれいになりすぎた猫のいい例は猫カフェの猫たちですね。

彼らはあまりに掃除が行き届いているため、ネコ掻き棒の威力はほとんど効きません。

あそこまで行ったら、まさに、きれいすぎるレベルですね。

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