子猫の兄弟が追いかけっこする理由は?どう対応すべき?

子猫の兄弟が追いかけっこする理由は?どう対応すべき?

子猫の兄弟が追いかけっこする理由は?どう対応すべき?

子猫が兄弟で遊んでいる姿は、見ていてとても楽しいものです。

 

生まれたての赤ちゃん猫は、お母さん猫や、お母さん猫のおっぱいに夢中です。

 

たくさんの兄弟達がいても、自分が一番!とばかりに、お母さん猫に甘えます。

 

 

目が開くようになって、足腰がしっかりしてくると、お母さん猫から離れて兄弟で遊ぶようになります。

 

子猫達の遊びの1つに、「追いかけっこ」があります。

 

 

家具も家電もお構いなし。

 

家中を走り回って、兄弟を追いかけます。

 

 

飼い主はハラハラものですが、夢中で追いかけっこする姿は見ていて飽きません。

 

ですが、ときどき遊びには思えないほど、エキサイトすることがあります。

 

 

これは本当に遊び?

 

子猫達の「追いかけっこ」には、いったいどんな意味があるのでしょうか?

 

 

参考動画:短足ネコの追いかけっこ

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子猫の兄弟が追いかけっこする理由

猫が追いかけっこする理由は主に3つあります。

 

 

【グルーミングからの追いかけっこ】

兄弟仲良くお休み中、それまでの穏やかな時間を突然破って、追いかけっこをするときがあります。

 

お互いを舐め合う、グルーミング(毛づくろい)の途中から→追いかけっこという場合が多いです。

 

 

でも、けして相手にグルーミングされるのが嫌になったからというわけではありません。

 

グルーミングからの追いかけっこも、実はスキンシップの延長なんです。

 

 

猫は、追いかけるのも追いかけられるのも大好き!

 

追い追われしながら、コミュニケーションをとっているんです。

 

 

【隠れんぼからの追いかけっこ】

猫は、箱の中や家具の隙間などに隠れるのが得意です。

 

家具の隙間に挟まって出てこれなくなるのは困りものですが(笑)。

 

 

優れた狩猟本能を持つ猫は、身を隠し、待ち伏せして獲物を捕らえます。

 

子猫の時から遊びの中で、狩りの練習をしているんです。

 

 

時に、兄弟猫を獲物に見立て、隠れていた物陰から飛びかかります。

 

奇襲に気づかれ逃げられると、逃げた相手を追って、追いかけっこが始まります。

 

 

兄弟同士で「隠れる」「追いかけっこ」の遊びを繰り返し、狩りの腕を磨いていきます。

 

 

ちなみに、筆者の手足は「獲物のお手本」として、子猫兄弟に人気です。(嬉しいやら、悲しい?やら……)

 

 

【真夜中の追いかけっこ】

猫は、飼い主が寝静まった真夜中に、兄弟で追いかけっこをするときがあります。

 

真夜中、走り回るのは、猫を飼っている飼い主さん達の間で、「猫の運動会」や「真夜中の運動会」と呼ばれています。

 

けっこう「あるある」の、猫の行動なんです。

 

 

とくに若い猫ほど、夜中活発に走り回ります。

 

 

最近は、室内飼いがほとんどの猫。

 

もともと、外で狩りをしながら暮らしていた猫にとって、室内だけで暮らすのは、運動量も刺激も少なくなりがちです。

 

その有り余ったエネルギーを発散するために、真夜中、兄弟で追いかけっこを始めます。

 

 

片方の兄弟が寝ている場合、ちょっかいをかけて兄弟を起こし、追いかけっこをすることもあるんですよ。

 

 

真夜中の追いかけっこは、猫にとって大事なストレス発散方法。

 

飼い主の眠りが妨げられたとしても、頭ごなしに怒らないでくださいね。

子猫の兄弟が追いかけっこするときはどう対応すべき?

子猫の兄弟にとって「追いかけっこ」は、兄弟同士の大事なスキンシップやコミュニケーションの1つになっています。

 

猫本来が持つ狩りの腕も、追いかけっこをしながら学んでいます。

 

 

ですが、家具や家電のたくさんある室内で、走り回るのは危険がつきもの。

 

物を倒したり落としたり、猫にとっても飼い主にとっても注意が必要な点です。

 

 

できるだけ家具や家電などは(地震対策も兼ねて)、突っ張り棒などの転倒防止用品で固定しましょう。

 

壊れやすい物や高価なものは、猫が遊ぶ部屋になるべく置かないようにしましょうね。

 

 

猫の兄弟がする「追いかけっこ」で、注意する点がもう1つ。

 

追いかけられている猫が嫌がっていないか?追いかけてくる猫を怖がっていないか?飼い主は観察する必要があります。

 

 

いつも片方の猫だけが追われている場合、追われている猫はひどいストレスにさらされているかもしれません。

 

しつこく追い回しているときは、飼い主による仲裁も必要です。

 

 

その場合も、ただただ叱りつけるのは逆効果。

 

猫の気持ちが落ち着くまで、別々の部屋に連れていくなど、猫に負担のかからない対処をしましょう。

 

 

追い追われ、交互に追いかけっこしている場合は心配いりません。

 

思いきり兄弟で遊ばせて、飼い主もそれを存分に楽しみましょう。

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